海外旅行保険、入ってますか?
私はもともと毎回入っているんですが、体調を崩しやすい子連れ海外旅行の場合、必須だと思います!そして今回初めて「入ってよかった」という目にあいました。
本当に入っていてよかった…。そんな体験も含めて紹介します。
「クレジットカードについているっぽいから不要!」
こういう人、たまに見かけます。でもその保険、「自動付帯」ですか?「利用付帯」ですか?
ここで「???」となる人、超危険です。特に手持ちが年会費無料系のカードばかりであれば危険度100%です。
- カード付帯の海外旅行保険には「利用付帯」と「自動付帯」がある
- 大事なのは「傷害・疾病に対する補償」
- 100万円を立て替える勇気があるか
- 緊急時にどこまで緊急で対応してほしい?
- とりあえず言いたいのは…カード付帯の保険はおまけ!
カード付帯の海外旅行保険には「利用付帯」と「自動付帯」がある
「利用付帯」が条件のカードの場合、ツアー代金や航空券、または自宅を出発してから日本を出国するまでの公共交通機関を当該カードで決済する必要があります。このため、利用付帯カードを複数持っていたところで複数のカードで条件を満たすことは難しくなります。
またツアーではなく個人で手配した「海外の宿泊費」も対象外です。このほか空港利用税の支払いも対象外なので「特典航空券を使って航空券購入、ホテルも自分で手配した」となると、あとは空港までのリムジンバスの決済くらいでしか条件を満たせません。
これに対して「自動付帯」が条件のカードは、カードの名義人が海外旅行に行きさえすれば、無条件で保険が付帯されるため、とにかくカードを保有さえしていればOKです。保険額もカードを複数持っていれば持っている分だけ加算できます。
ちなみに、年会費無料カードのメジャーところで言うと「楽天カードは利用付帯」「EPOSカードは無料付帯」です。陸マイラーが必携の「ソラチカカード」は年会費無料ではないですが「利用付帯」なのでご注意ください。
利用付帯の条件については楽天カードの説明がわかりやすかったのでリンクを貼っておきます。
大事なのは「傷害・疾病に対する補償」
海外での治療代がいくらかかるのか。
保険も適用されませんので、200万~300万はざら、時には1,000万以上かかることもありません。そんな金額ポンと払えません。2度とハワイになんて行けなくなっちゃう…。そんな時に必要になるのが「傷害・疾病に対する補償」です。
「死亡補償が1億円!」などと大体的にうたっていることもありますが、そこはあまり重要ではないのです。だって死んでしまったら、自分で使うこともできませんし、通常の生命保険は別にかけていたりしますよね。2重にかけることになるので、わざわざ気にするほどではありません。
「傷害・疾病に対する補償」が合計1,000万円程度あると安心です。
100万円を立て替える勇気があるか
自動付帯カードを複数所有していれば、補償額は加算されていきます。でもちょっと待ってください。それって「最終的には」保険金として支払われますよ。という意味ですよね。
つまり現地での支払いは一旦立て替える必要があるんです。
もちろん「サポートサービス」などの設定があるため、それらを利用すればその場での支払いも行わなくてよいケースもあります。
それでも例えば、楽天カードの場合はこういった記載がされています。
サービスの費用が保険金額を超えた時、または費用の一部が保険の対象とならないときは、会員の皆様にお支払いできない費用およびその費用に対するアシスタンス会社の手数料を自己負担いただきます
つまり、200万円の補償額がある楽天カードの補償を利用した場合、治療費等が200万円以内であれば、その場で支払いをしなくてよさそうです。でも費用が300万円かかったら?保険金額を超えた100万円はその場で支払う必要がある、ということです。
もちろん他のカードの保険枠を使って、帰国後に精算することはできます。ただ、カードの発行会社が同じ場合、せっかく自動付帯のカードを持っていても保険金が加算されないこともあるようです。この辺りはしっかり確認しておかないと安心できません。
慣れない海外で一旦立て替え。さらにちゃんと残金が精算できるかどうかの不安を抱えながらの帰国するのって、せっかく保険を使っているのになんだかもったいない気がします。
緊急時にどこまで緊急で対応してほしい?
カード付帯保険のデメリットをもうひとつあげると、やりとりが「カード会社のサポート→保険会社のサポート→現地サポート」と少し遠回りになる場合があることです。
もちろん「カード会社のサポートが保険会社のサポート内にある」といったように短縮されている場合も多いですが、カード会社やカードの種類によって保険内容も様々になってくるので、保険会社直接販売の保険と比較すれば、確認や対応にも時間がかかります。
慣れない海外での病気・ケガ。不安ですよね。できれば一刻も早く対応して欲しい!と思ってしまうのは当然だと思います。少しでもやりとりの時間を短縮できることが大きな安心につながります。
とりあえず言いたいのは…カード付帯の保険はおまけ!
長々とカード付帯の保険をディスってきましたが、つまり何がいいたいかというと、海外旅行保険には別途入っておこう!ということです。
特に重要な「傷害・疾病治療」1枚で充分補償されるカードは少ないです。「賠償責任」「携行品被害」「救援者費用」などがついていれば、別途海外旅行保険を申し込む際にオプションを選択しなくてよいですし、最初から立て替えるしかないものも多いですし「おまけの安心材料」としてプラスになります。
メインの「傷害・疾病治療」は別途保険に入りましょう!と、結論づけたところで次回に 続きます。
…すみません。前置きが長くなって。
次回は
- 実際におススメの保険は?
- 海外で病気になっちゃった!
という大変実用的な内容を中心に書きたいと思います。
つづきはこちら