ハワイに行きたきゃ働かにゃいと!

育児と仕事の両立とか色々めげそうですが、ハワイに行きたいので頑張ります。

0歳児と子連れグアム旅行 ~入ってよかった海外旅行保険 3「保険を使った経験談」~

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毎回海外旅行保険には入っている人は多いと思いますが、実際に使った人は少ないと思います。このため、加入してみたものの、本当に役に立つのか半信半疑、という人も多いのではないでしょうか。

めちゃくちゃ役に立ちます!実際に使った私がそう言うんですから間違いないです。

今回はそんな体験談です。

あ、ちなみに子供の体調不良にそなえて加入した保険でしたが、今回利用したのは大人です。というか私です。そこのところ、誤解なきようお願いいたします。

体調悪化!そんな時はどうしたらいい?

グアム国際空港に降りたつと、日本以上にむしっとした湿気を感じます。

そのまま入国審査に向かうと…長蛇の列。暑さ対策のため、クーラーはガンガンかかっています。その上さらに巨大な扇風機があちこちにあり、冷えた風をブンブン拡散してくれます。

審査列は一向に進みません。むしむししている中、冷えた風を長時間に渡って浴びた結果、私はどんどん気分が悪く、頭はガンガン、意識はもうろうとしてきました。

やっとのことで審査を終え空港を出て、ホテルへの送迎バスに乗り込んだものの、丁度前のバスが出発したばかりなのか、乗客は我々家族のみ。一向に出発の気配はありません。

30~40分ほど待たされ、他の家族を1組乗せたところで、ようやくホテルへ向かってバスが出発しました。この時点で考えていたことは「ただただ横になりたい!」のみ。体調不良はどんどん悪化していきます。

ホテルに到着してやっとベットに横になると、ひどい悪寒です。明らかに発熱していました。

この時点で、持参した風薬を飲む程度ではまずいと判断。というか、まだ到着したばかりなので、このまま体調不良をひきずると何もできない旅行になってしまいます。それに0歳児の面倒は誰がみてくれるというのか…。

ということで、保険契約証とともにもらったミニ冊子に書いてある「現地でのサポートデスク」に電話をしました。この時点で18時ごろ。

サポートデスクに電話をするとどうなるか

1コールでデスクの方が電話に出てくれました。もちろん日本語対応です。

「どうしました?」聞かれるため「空港で気分が悪くなって…」と簡単に状況を説明するとすぐに「わかりました。通話料がかかってしまうので、宿泊先ホテルと部屋番号を教えてもらえれば掛けなおします」という細やかな心配り。言われた通りにホテル名などを告げると、すぐに部屋の電話に掛けなおしてくれました。

ここで、改めて症状などの詳細を聞かれます。そして「病院に行きたければ手配をしますがどうします?」と聞かれました。もちろんそれが目的なので、行きたい行きたい!と即答です。

さらに病院についてのこだわりなどがあるか確認されたのですが、その際「キャッシュレスで対応してくれる病院がいいですよねと案内してくれたので、それでお願いします!!とこちらも即答です。それ以外にこだわりなんてありません。だいたいどんな病院があるかも知らないですし…。

ここまで確認して方向性が決まったら、改めてコーディネーターから連絡することを告げられて、一旦電話は切れました。

コーディネーターからの連絡

待つこと数分…。再びホテルの部屋の電話が鳴りコーディネーターから連絡がありました。多分10分も待っていません。サクサク進んでありがたいです。

コーディネーターは「今から迎えにいくのでホテルの玄関に来てください」とのこと。もちろん、こちらも日本語です。

同行者について確認したところ、基本的に1人だけでと言われましたが、なにしろこちらは病人の私+夫+0歳児の3人連れ。特別に夫+子供も同行OKにしていただきました。

グアムはチャイルドシートがないと子供が車に乗れないみたいなんですよね…。そのあたりについてはお察しください。

待ち合わせは19時。15分ほど時間があったので、支度をして玄関へ向かいます。しばらく玄関で待っているとコーディネーターさんの登場です。

最初に名刺をくれて、しっかり挨拶してくれたのも安心できました。こういった細かいところもすごく丁寧に配慮されています。

発病したのはいつなのか、という問題

車で病院に向かう道中、再び症状の詳細を聞かれます。

結構大事なのは「いつから具合が悪くなったか」です。ここで「日本にいる時からなんとなく具合が悪かった」などということであれば、旅行開始前から病気だった=保険適応外となる可能性があるのでご注意ください。

今回の私の場合、症状が現れたのが入国審査前だったのでちょっと怪しいかも…と心配しましたが、「グアムに到着してから徐々に体調が悪くなってきて、ホテルで本格的に発熱した!」ということを強調してみました。最終的に無事保険の適用を受けています。

そして病院へ

今回利用したのは「アメリカンメディカルセンター」です。

マイクロネシアモールの手前のあたりにあったはずなんですが、今地図をみるとKマートの裏のあたりになっています。移転したのか私の勘違いなのか…。

到着した病院は時間外のようで正面玄関は暗く閉まっています。大丈夫なのか超不安になりますが、コーディネーターさんは超余裕の態度で、裏の救急入口から入れてもらえました。こんなこと個人手配ではとても対応できそうにありません。

中は少し混んでるようでしたが、コーディネーターさんからは「すぐに見てもらえるから大丈夫」との力強い言葉。すぐに処置室へ通されて熱や血圧を測りながら先生の診察を待ちます。

専属通訳がいることのありがたさ

この病院、私が出会った先生や看護師さんなど、スタッフは皆さん英語でした。

熱を測っても表示が「華氏」なので、どのくらいあるのかわかりません。また症状についても「頭痛がします」くらいなら自分で言えますが、「頭がガンガンします」「一番つらいのは悪寒がすることで、吐き気も少しあります」などと細かい話になってくると、とっさに言葉が出てきません。そんな時もぜーんぶコーディネーターさんが対応してくれたので、本当に助かりました

「インフルエンザの検査も念のためにして欲しい」とか「効かないかもしれないけれど抗生物質ももらっておきたい」などという話も、一人ではとてもできません。最初から最後までずっと立ち会ってくれているので、なんでも言いたいことが言えます。

薬はカプセルと錠剤を1種ずつ処方してもらいましたが、こちらも院内処方なのですぐに受け取れました。

支払いは一切しなくて良し!

私の症状や治療の内容など、保険の請求に必要な書類も全てコーディネーターさんが記入していただき、先生に記載してもらう欄の手配も丸投げです。

治療の種類にもよるかもしれませんが、私の場合は「治療を受けました」といった最終的な署名欄に名前を書いただけで、手続きは終了。薬代も含めその場での支払いは一切なしで、帰国後の手続きも一切なしでした。

なお「場合によっては帰国後保険会社から問い合わせがいくこともある」と言われましたので、控えはとっておきましたが、特になにもありませんでした。

その後、再びホテルまで送迎していただいて治療は完了。時刻は20時を過ぎたころ。で最初に電話をかけてから、2時間ちょっとで全てが終わったことになります。

その後の経過

いただいた薬を飲んで夜何度も水を飲みに起きたりした結果、翌朝には解熱しなんとか観光できるまでに回復しました。前日の具合の悪さからいくとすごい回復スピードです。薬が強力だったのかなんなのか…謎ですが、結果オーライ。

別れ際にコーディネーターさんからは「明日また具合が悪かったら連絡してね」と言ってもらっていましたが、ありがたいことにお世話にならずにすみました。

帰国後の検疫では、一応グアムで発熱したことを申告し、名前等を書いておきましたが帰国時点では解熱していましたし、ただの風邪だろうということで特に何事もなく帰宅。

最後に私が言いたいこと

いかがでしょうか。とにかく私がお伝えしたいのは2点です。

  • 保険には入っておくべし
  • 何かあったら迷うことなくサポートセンターに電話すべし

事前に病院を調べておく必要はありません。もっと詳しい人が教えてくれますから。

ただ、特に小さい子供の分の常備薬は持参しておいた方がいいと思います。外国と日本では処方も違いますし、いつもの薬の方が安心、という考えもあります。

普段の薬も持参しつつ病院にもかかっておいて、どう治療するかはその時々の様子で相談してみれば、選択肢も増えていいんじゃないかと思います。

 

今回お世話になった保険はこちら。ありがとう「Off!」

カード付帯保険じゃダメなの?という話はこちらおススメの保険についてはこちら

おまけ:グアムで発熱した時の注意点

コーディネーターさんに言われて「へ~」と思ったのでついでに。

日本では発熱すると「あったかくして汗をかきなさい」と言われますが、グアムの場合湿度が高いので「あったかくするために厚着をしたり、布団を沢山かぶると汗がなかなか蒸発しないので解熱しない」らしいのです。

このため、Tシャツなどの薄着で通気性のよいものを着るのがおすすめだとか。

わたくし、危うく厚手のトレーナーなど着こむところでした。

実際にトレーナーから薄着に切り替え、一晩で解熱したので、この方法、私は信じますよ!