SPGアメックスを申し込んでから「ベストレート」「最低価格保証」なんてワードを時々目にしていましたが、実際に調べてみるとさすが「最低価格保証」を謳っているだけあって、そう簡単により安い価格なんて見つかることはありません。
…と思っていたら、今回なんと2件のベストレートギャランティーの適用を受けることに成功しました!やってみるものですね。
- そもそもべストレートギャランティーとは
- SPG公式ホームページでの価格をチェック
- 他サイトで安いプランを探す
- ベストレートの適用条件
- SPG公式サイトから予約をする
- SPG BRGの申請
- みごとBRGが成立!
- まとめ
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そもそもべストレートギャランティーとは
SPG公式サイトには以下のように記載されています。
spg.com/jp、当ホテルブランドのウェブサイトまたはSPGアプリでご予約いただく場合、素晴らしいお部屋だけでなく、特典も獲得できます。
ベストレートギャランティー:
お客様がご予約から24時間以内により安い対象料金を見つけた場合、それと同額の料金をご提供するとともに、20%割引または2,000ポイントのStarpoints®(スターポイント)を進呈いたします
どうでしょう。
この手のサイトって英語を日本語訳しているせいかどうもわかりにくいんですが、要するに「公式サイトで予約した24時間以内に別のサイト(エクスペディアとか楽天とか)でもっと安い値段を見つけたら、同じ料金にするどころか更に20%オフしちゃうよ!」ということです。つまりそれだけ「公式サイトが一番安く予約できる!」ということに自信があるんですね。自信があるだけあって、大抵他の旅行サイトより「ちょっとだけ安い(1泊100円とか)」ということがほとんどです。でも、もしより安いプランが見つかったら…大ラッキー!
それでは早速手順を紹介します。
SPG公式ホームページでの価格をチェック
とりあえず、基準となる価格を公式サイトでチェックします。
ここで言うSPG公式サイトというのはこのサイトです。それぞれのホテルの公式サイトは、SPG直営ではなく他の旅行会社が代理で運営しており、公式サイト扱いではない場合があります。特に海外のホテルの場合は「日本語サイトを代理店が運営(しているので非公式サイト)」のパターンが多いようです。
「当ホテルブランドのウェブサイト」と書いてあるので、私も相当混乱しました。例えばここなんて「sheraton-waikiki.com」なんてドメインだし、どう考えても「当ホテルブランドのウェブサイト」な気がしますが、非公式扱いです。他にも具体例を挙げてみます。
SPG公式扱いサイト
SPG非公式扱いサイト
私の場合ベストレートギャランティー狙いのホテルがハワイの3ホテル(全て非公式扱い)だったので、相当混乱しました…。ハワイのホテルでベストレートギャランティーを狙うなら、SPG公式サイトからの予約がマストです。
公式扱いサイトの見分け方
公式扱いサイトの場合、入り口はどうあれ、いざ予約となると https://www.starwoodhotels.com へリンクしています。
またサイト内の「オンライン予約」の検索欄に「ベストレート」の表示があるので、これも参考にしてみてください。
それでも心配な人はリンクを貼っておきますので、ここから検索&予約すれば確実です。
もちろん、SPG公式アプリを使って予約するのでも大丈夫ですよ。
他サイトで安いプランを探す
SPG公式サイトでの価格チェックが終わったら、安い宿泊プランを探します。ここが頑張りどころ。
「あれ?SPG公式サイトからの予約が先じゃないの?」と思うかもしれませんが、予約後24時間以内に申請が必要となりますので、実際は先に安いプランを見つけておく方がスムーズです。
探し方はトリバゴなどの価格比較サイトでサクッとやってしまうのがおススメ。
ベストレートの適用条件
「公式より安い価格」と認定されるにはいくつか注意する点があります。詳細は規約に書いてありますが、まぁこれがわかり辛い。日本語なのに…。
一度はざっと目を通してみることをお勧めしますが、特に大事なところ・私が混乱したところだけお伝えします。
- 同じ日程、人数、ルームタイプ、眺望などの条件であること
- 同じ付加価値アメニティー(無料の朝食など)が含まれていること
- 公式サイトプランの中で一番安い料金との比較になること
- 予約したプランで比較されるわけではないこと
- 予約の確定に5分以上かかる、またはホテルからの確定が直ちに行われないサイト(Asiaweb、Ctripなど)は対象外
1:同じ日程、人数、ルームタイプ、眺望などの条件であること
まあ当然ですよね。
ただ、SPGの場合はルームタイプ・眺望についての細かい部分は異なっても良いよいです。例えば同じ「スタンダードルーム」でもSPGだとツイン/ダブルでプランが分かれているのに、比較対象となる競合サイトでは「スタンダードルーム」としか選べない。といった程度の違いはOKのようです。
ただし同じ広さ・設備の部屋でも、低層階=スタンダードルーム、高層階=プレミアムルームなど、明らかに部屋の名前が異なっているなどはダメです。同じ名前の部屋同士の比較となります。
2:同じ付加価値アメニティー(無料の朝食など)が含まれていること
例えば「SPGは朝食付き、エクスペディアだと朝食なしだけど安い」はNGです。ただちょっと勘違いしやすいかなというところで、「SPGは朝食なし、エクスペディアだと朝食がついてさらに安い」という場合はどうでしょう。
これだと「同じ付加価値」での比較ではないように感じますが、ベストレートの比較の対象になります。実際私が申請したのは「SPGは朝食なし、競合サイトだと朝食がついてさらに安い」というパターンでしたが、BRGの適用を受けることができました。
ここを「同じプランでの比較じゃないから」と勘違いして申請していないと、もったいないです!
3:公式サイトプランの中で一番安い料金との比較になること
「同じ部屋でも色々な料金が出ているけど一番安い価格と比較してね」ということです。
ただしこの時SPGの場合は「予約取り消し可能期間等のキャンセルポリシーについてはキニシナイ」のです。これは超重要事項です!
例えば「SPGは変更キャンセルはチェックイン3日前までOK、他サイトだとキャンセル返金不可だけど、安い」という場合でも、BRGが適用されちゃいます!実際に私が信用した際も、SPGの予約はキャンセル可能なフレキシブルプラン、比較したサイトがキャンセル不可のプランでしたが、ちゃんとBRGが適用されました。
キャンセルポリシーが異なると比較対象外、となるサイトも多いので勘違いしやすいですが、あきらめてはいけません!どんどん申請しましょう。
4:予約したプランでの価格比較ではないこと
「3」の応用になりますが、SPG側としては「SPGの一番安い価格との比較」になります。予約したプランは関係ないんです。と、いうことは、申請する時どのプランで予約していようと関係ないんです。
それになんの意味が??と思います?
上のプランはキャンセル不可です。でも、下のプランだとキャンセル可能期間があります。つまり、もしBRGの申請が通らなかったら予約をキャンセルして0から考え直すことができるということなんです。
「安くなろうとならなかろうと、このホテルに泊まるんじゃい!」という人や、「自分の申請には1点の隙もなし!絶対適用される!!」という自信のある人はいいですが、そうでない人、特にBRGの申請が初めてな初心者はキャンセル可能なプランで予約しておいて申請するのをおススメします。
私ももちろんそうしました!
5:予約の確定に5分以上かかる、またはホテルからの確定が直ちに行われないサイト(Asiaweb、Ctripなど)は対象外
そういう規約らしいです。具体的に挙がっているサイトはあまりなじみのないサイトなので「ふ~ん、別に関係ないし」と思うかもしれませんが、1点だけ。
さっきも出てきた、シェラトンワイキキの(公式っぽく見える)日本語サイト。こちらがまさに対象外のサイトになります。
と、いうのもこのサイトは代理店が運営しているので予約を行うと、一旦ホテル側にリクエストが行って、その後に確定メールが届く、という方式なんです。まさに該当しますね。
でもこの日本語サイト、なかなか良いプランが出ていることがあるのが悔しいところ。例えばこんな感じ。
シェラトンワイキキ(日本語)
一方のSPG公式
ね。シェラトンワイキキ(日本語)にはある2つのプランがSPG公式にはないんです。一泊100ドルも違うのに!そしてシェラトンワイキキ(日本語)は、5に該当するサイト。BRGの適用を受けることはできないんです。悔しい~。
仕方がないのでこの場合は大人しく、シェラトンワイキキ(日本語)のサイトで予約をしましょう。一泊100ドルは大きいです。非公式扱いのサイトですが、きちんと予約フォームにSPG会員番号を入力する欄もでてきますし、通常のスターポイントの付与はされると思います。
SPG公式サイトから予約をする
無事に安いプランを見つけたら、SPG公式サイトから予約します。もちろんアプリからでもいいですよ。念のため公式扱いのサイトをおさらい。
など
SPG BRGの申請
いよいよベストレートギャランティの申請です。こちらは予約後24時間以内の猶予がありますが、申請後SPG側でチェックした時に「実際に安いプランが確認できないと適用されない」んです。例えば競合サイトの予約がいっぱいになって申込めなくなったり、期間限定の価格だったため表示が変わってしまったりした場合、申請が拒否される可能性があります。
このため、予約後すみやかに申請をすることをおススメします。
申請フォームはこちら。なぜかとてもわかりにくい場所にある気がします…。
最初にアルファベット表記で「姓」だけ入力します。私はうっかりフルネームを入れて予約が出てこない!と無駄に混乱しました…。
予約確認番号やクレジットカード番号は「どちらもありません」にしても先に進めますが、この後の作業が圧倒的に楽になるので、面倒くさがらずここで入力してください。予約した流れで申請を行っていれば難しいことではないはずです。
予約番号を入力すると自動的に詳細が読み込まれますので「ベストレートギャランティーリクエスト対象のご予約」にチェックを入れます。
「その他の客室の詳細」は何かしら入力しないと先に進めないので「禁煙」「ツイン」「スイートルーム」「オーシャンビュー」「朝食つき」などを入れます。
更に進んだページはこんな感じ。
最後に希望するギャランティーリワードを選んで送信。これで申請が完了です。
すぐに受付完了メールが届きます。あとは結果を待つばかり…。
なお、申請結果は4時間くらいで返事が来るという記事をよく見かけましたが、私も大体6時間以内には返事が来ています。
でも、申請が通らなかった(拒否された)時はほぼ丸1日返事がきませんでした。たまたまかもしれませんが。
みごとBRGが成立!
BRGが成立するとこんな感じのメールが届きます。
メールにも記載がありますが、BRGが成立すると、予約詳細がSPGのアプリやサイトでも表示がされなくなります。(日程程度の概要は表示されます)
このため、当日はこのメールをきちんと印刷して持参しましょう。
まとめ
私の場合は「1泊519.35ドルの部屋で3泊」という予約でした。これがBRGの成立で「1泊438.87ドル」になりました。リワードを使ってここからさらに20%オフです!
いかがでしょうか。元々の価格から考えると56,000円以上も割引されちゃいました!1泊分タダになったようなものですね。ちなみに上記は課税前の金額です。
少々手間はかかりますが、通れば大きいベストレートギャランティー。SPG価格は最低価格調査済みの上で設定されているので、更に安い価格を探すのはなかなか大変です。特に国内ホテルの場合はめったにないように思います。見つけたことがない…。
ただ、海外ホテルの場合は時々あります。20%オフになって効果が大きいのは…海外旅行ですよね。1泊2泊が多い国内旅行ですが、海外旅行となれば3泊4泊と連泊することが多いのでより20%オフのすばらしさを実感できます。
申請するのは簡単です。まず頑張って探してみることからはじめてください!
ホテル代は節約できたとして、航空券代も節約したいぞ!という人はこちらもどうぞ。
BRGリワードは20%オフと2,000スターポイントどっちがお得?