ちょっと前に東武池袋店に出現した謎の壁。
結構なスペースをとっているのでいったい何ができるのかと思っていたら、「にこはぴきっず」という有料のキッズスペースができていました。「キドキド」とか東京ドームシティにある「アソボーノ」みたいな施設です。
売りはなんといっても「NHKキャラクターと一緒に遊べる」というところ。
ワンワン、うーたん、コッシー、サボさん、ガラピコなど、幼児にとって神!なキャラクターがふんだんに登場するので、まさに神施設。最近、コッシーが大好きになった我が家もぽこちゃんにとっても天国のような場所です。
この「にこはぴきっず」に早速行ってみたので、感想などを書いてみたいと思います。
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にこはぴきっずとは
7月13日に東武百貨店池袋店内にオープン。公式サイトによると、こんな場所とのことです。
“にこっ”があふれ、 お子さまたちが“ハッピー”に…♪ キャラクターに親しみながら 思いっきり遊べる場所がいよいよ誕生します!
にこはぴきっずとは、遊びと学びが融合した キッズエデュテイメント施設です。 「遊び」によって、 お子さまのからだ・こころ・あたまの成長をサポートします。
割とあたりさわりのない説明です。もっとキャラクター押しでいいのに…。
それはともかく、要するに「NHKキャラがたくさんいる遊び場(有料)」です。イオンの中に入っているゲームコーナーなどと同じ会社が運営しています。
利用料金は高い?
料金設定はこうなっています。
- 0歳~小学2年生以下:1時間 1,400円/延長30分 700円
- 小学3年生~15歳以下:1時間 500円 /延長30分 200円
- 保護者さま(16歳以上):1時間 500円 /延長30分 200円
ちなみに小学3年生以上は遊具の使用はできません。対象年齢は小学校低学年くらいまで想定した施設のようです。(保護者はサポート目的での使用のみ可能)
類似施設のアソボーノの場合
- 0歳~中学生以下:1時間 930円/延長30分 400円
- 大人(中学生以上):1時間 930円 /延長料金なし
キドキドの場合
料金体系が少し違いますが、にこはぴきっずに合わせて計算するとこうなります。
- 0歳6ヶ月〜12歳:1時間 900円/延長30分 300円
- 大人:1時間:500円/延長料金なし
子供1人と大人1人が入場したら1時間で1,900円。にこはぴきっず、かなり強気の価格設定です。
アソボーノも高めだと思っていましたがそれ以上。特に子供の延長料金が割引一切なし。大人からも徴収するぜ!というところがニクイです。他施設と比べると狭いので、1時間でささっと入れ替わってね!というオーラがにじみ出ています。
また、他施設にはある「フリーパス」のような長時間割引もないので、一日中のんびり、というのは許されない施設ですね。
施設の中はどんな感じ?
有料ゾーンは、それぞれのキャラクターの立像がある3つの番組ゾーンとボールプールゾーン、イベントゾーンのざっくり5つに分かれています。
ちなみに立像は子供と並んだ時に丁度いい感じの大きさになっているので、フォトスポットとしても素敵。
いないいないばあっ!ゾーン
こちらは赤ちゃんスペースです。類似施設の「はいはいゾーン」に近い感じですね。
はいはいできるマットスペースに少しおもちゃが置いてありますが、すごいのが壁に設置されたオリジナルのおもちゃ。押す、引っ張る、回すなどの動作で音が出るという、まぁ0歳~2歳向けによくあるものですが、出る音が何種類かあるので飽きずになかなか楽しめます。
ぽこちゃんは2歳半ですが、大喜びで遊んでいました。
ワンワン、うーたんのフォトスポットは、背景などもしっかりつくりこまれています。みいつけた!ガラピコぷ~と比較しても、一番凝っているんじゃないかな。
おかあさんといっしょゾーン
ムームーちゃまの大好きな鉱石をイメージしたパズルがメインのゾーン。とはいえ、正直子供には一番人気がないような…。
フォトスポットの人形たちも、市販のぬいぐるみより少し大きい程度なので、若干地味です。子供と3人が一緒に映るにはこのくらいのサイズ感でないといけないんでしょうが…。
広場にある池の部分は中に入ると水の音がしたり、なかなか凝っています。ぽこちゃんもこの音には予想外だったようで、びっくり顔をしていました。
みいつけた!ゾーン
仕掛けがいっぱいで全体的に一番凝ったゾーンです。
サボさんとコッシーのフォトスポットもいい感じ。
入り口にある椅子の町の地図には、子供が好きそうなたくさんの種類のボタンがありました。ぽこちゃんも大好きなバスの「次、とまりますボタン」があったので、喜んで何度も押していました。
細かい仕切りで区切られた”ぼうけんコーナー”は、一つ一つの小部屋にしかけがあります。
水のペンを使って壁にお絵描きしたり、ままごとセットがあったり、というように落ち着いて遊べるしかけもあれば、アスレチック的しかけもあり、なかなかバラエティに富んでいて子供を飽きさせません。次はなにかな~とワクワクしますね。
なんだか不思議な小部屋も。ぽこちゃんは興味津々で光をながめていました。
そして”ぼうけん”の道中ではところどころ、いすの街の住人たちが話しかけてくるのも楽しいです。もちろんコッシーも登場しますよ!お化け屋敷のように、センサーで反応しているみたいです。
このゾーンのハイライトはボールプールへの滑り台!ボールプールの深さがアソボーノ等と比べてしっかりあるので、飛び込み甲斐があります。
ボールのみずうみゾーン
こちらは普通にボールプールです。
先ほども書きましたが、ボールをケチらずふんだんに使っているので、しっかり深さがあります。身長87cmのぽこちゃんは歩くのがなかなか大変だったようで、よく「抱っこで運べ」と要求してきていました(笑)
少し大きい幼児だと、埋まって遊んでいる子もいましたが、完全に埋まってしまえるほどの深さがあります。気づかず踏みそうになってちょっと危ないんですが…。
基本的には海をイメージした青いボールですが、ときどきワンワンとうーたんのゴムボールが混ざっています。ぽこちゃんはそれらを宝探しのように集めて遊んでいました。すみっこの壁にはボルタリングもあります。
イベントゾーン
30分ごとにイベントが行われているゾーンです。イベント参加者以外は入れません。
イベントは次の3種類です。
- テレビの中のワンワンと遊ぼう
- オフロスキーのからだあそび
- ガラピコぷ~のぬり絵あそび
ちなみにこれ、おススメ順に書いています。
30分ごとに実施していますが、30分みっちり何かをするのではなく、せいぜい15分程度。特に「テレビの中のワンワンと遊ぼう」はおススメなので、ぜひ参加してみてください!
イベントについての詳細はこちら
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おススメの過ごし方
私の場合は、滞在1時間半で3つのイベントすべてに参加しました。
イベントの合間を縫ってそれぞれのゾーンを回っていますが、イベントの時間もそんなに長くはないので、45分くらいは各ゾーンをまわりながら遊んだと思います。
それでも、ぽこちゃん的には「まだまだ遊び足りないぞ!」という感じで、帰る時は相当イヤイヤされました。細かいしかけも多いので、全然飽きていなかったようです。
周囲にも「まだ遊ぶ~」とイヤイヤしている子多数。1時間の利用者が多いようなのですが、やっぱりみんな物足りないようです。
こういったことから考えると、私的にオススメなのは「テレビの中のワンワンと遊ぼうに参加しつつ、1時間半の利用(たっぷり1時間は各ゾーンであそべる)」です。
とにかくワンワンは絶対です!子供の満足度もかなり高めでした。
あ、とはいえお子さんがとっくにワンワンを卒業してしまった小学生とかだったら、話は別ですよ。わーお!大好きな幼児さんだったら、とにかく!絶対!ワンワンのイベントには参加してみてください!
混雑している時間帯・空いている時間帯
これはスタッフに聞いてみたところ「その時によるのでなんとも言えないです…」という、たいへん雑な回答しか得られませんでした。
まぁ、いつだったら空いています、と明言することがトラブルの元になるという考え方もあると思うんですけどね。「例えば昨日だったらこうでした」とか「夕方が比較的空いています」ぐらいは答えてもいいんじゃないかと思ったり。
スタッフが頼りにならないので、土日(7月末)に私が独自チェックしたところ、
- 10時半:激混み(入場制限あり)
- 12時半:ガラガラ
- 16時半:空いている
でした。
10時半から第1回目の「テレビの中のワンワンと遊ぼう」のイベントがあるので、そこに合わせて来ている人が多いみたいです。それに結構皆さん朝からデパートに来ますしね。入場制限がかかってからも続々と列に人が並んでいました。
12時半は午前入場組がいなくなったことと、お昼時間帯はイベントがないため、その時間帯を避けた結果のガラガラなんだと思われます。イベントに全く興味がない人には狙い目。
13時以降は確認したわけではないですが、そこそこ入場がありつつ夕方に向けて空いていくのではと予想します。
ちなみに私は16時から入場しましたが、そこそこ空いていてとても快適にすごせました。
まとめ:「にこはぴきっず」はおススメ?
確かに割高ですが、ワンワンやコッシーがストライクゾーンの子供には超おススメです。ただし、入場制限一歩手前の混雑した時間帯は避けた方がいいです。
というのも、キドキドなどと比較して全体的に狭く、それぞれのしかけにつき、同時には2人くらいしか遊べません。混雑時間帯だと子供が自由にのびのび遊ぶ、というのはちょっと難しそうなので、せっかくの設備を堪能できずもったいないと思います。
そしてしつこいようですが、ワンワンと遊ぼうにも参加するのをお勧めします。ARのような最新の仕組みを使っているので、大人がみても「ほほ~」と感心すると思いますよ。
割高とはいえ、遊園地に家族で遊びにいくよりは全然安いです。そこそこ空いている時間帯に、イベントにも参加しつつの利用であれば、とても満足できる施設だと思います!