ESTAは簡易ビザみたいなものですが、アメリカ本土やハワイなら必要になりますが、グアムの場合はいりません。
ただし、かつては入国審査に「ESTA列」なるものがあり、ESTA持っている人と持っていない人では何倍も待ち時間が違いました。
つまり並ぶ列が別になっており、ESTA持ちの列はガラガラ。それに引き換え、ESTAなしの列は混みこみ。どのくらい混みこ込みかというと、3時間以上待たされることもあります。
グアムって「日本の都市から3時間半で行けちゃう!」が売りなはずなのに、意味なし。
ESTAの申請は有料で14ドルかかりますが、14ドルで何時間か列に並ばなくていいならその方がいいと思いませんか。特に赤ちゃん連れだったら早く自由の身になりたいですよね。
しかし残念なことに、現在はESTA列は廃止されてしまったようです。
私が行ったのは2015年でしたが、その際もありませんでした。ただ、突然復活するのでは、という期待を込めて、念のため所得してから行きました。
※以前のESTA列は「家族で誰かひとり持っていればESTA列に並ぶことができた」ようなので、今回の申請は私のみです。
結果的にはESTA列はなく、1時間以上並ぶ羽目になりましたが「ESTA持ってるよ!」アピールをし、審査自体はスムーズだったと思います。これがESTAの効果なのかはわかりませんが…。
また、入国審査用の書類記載も省略することができました。こちらは書くのがそんなに大変というものでもないですが…。
ESTA申請はうっかりの高額請求を引き起こしやすい
効果があるかはわかりませんが、私と同じようにダメ元で申請しようと思われる方へ重大なご案内です。
それは申請する窓口によって金額が全然違うということです。
まず、JTBなどの旅行会社の窓口でESTAの申請をしたいというと、7000円くらい請求されます。
グアムの場合はそこまでではないですが、ESTA必須のハワイ旅行だったりすると「EASTAが必須です」「事前に所得しないと入国できません」「こちらで申請も申込ができます」と激しく勧誘されます。
次にネットで「ESTA 申請 日本語」などと検索すると、高額な代理店が上の方に表示される可能性が高いです。そこから申請すると5000円くらいかかります。
※実は私も一度慌ててこちらから申請してしまったことがあります。
最後に公式サイトから自分で申請すると14ドルです。
公式サイト=海外サイトから申込が必要となるため、ハードルが高そうに思われますが、ちゃんと日本語で申請できますので問題ありません。
自分でやるのが不安、面倒だから代行申請してもらおうというのもありだと思いますが、それにしても金額が違いすぎるので、私は自力申請をしています。
特にネットでの代行申請申込の場合、こちらの作業は自力申請とほぼ同じなため、メリットがほとんど感じられません。
公式サイトからの申請はこちらから
https://esta.cbp.dhs.gov/esta/application.html?execution=e1s1
ESTAを代行会社経由で申請することのデメリット
金額面でのデメリットは先ほどお伝えした通りですが、時間的にも問題があります。
公式サイトからの申込の場合、多くは1日以内に承認が確認できます。というか、申請したそばから承認メールが届くことも多いです。
※3回程申請につきあっていますが、すべてこのパターンでした。
しかし、代行会社に申込むと1週間程度はかかります。私が申し込んだ際もそうでした。
特に「急いでいる」時などは、自力申請するのが一番いいと思います。
ESTAを自力で申請する際の注意点
簡単に申請できるように思えるESTAですが、公的なものでもあるため、非常に厳しい面もあります。
犯罪歴もなにもない人であれば、すぐに承認されることがほとんどですが、もしうっかり誤って「犯罪歴あり」などにチェックを入れてしまうと大変です。
「間違えたから再申請しよう」と安易に考えて再び「犯罪歴なし」に内容を修正して再申請を行った場合、異なる内容で2回の申請がされているため「いずれかの申請が虚偽であった=虚偽申請をした」とみなされ、最悪将来に渡っての米国入国まで難しくなる場合があります。
間違った内容で申請後、却下となった場合はすぐに再申請をするのではなく、一旦問い合わせを行うことをお勧めします。
このように「うっかり」が大変な問題につながることもあるので、入力内容はよく確認してください。質問をよく読まないで同じようなボタンを連打するようなことはやめましょう。
ESTAの申請は早めに
特に問題がなければ、すぐに申請が承認されることが多いESTAですが、全く心当たりがなくても却下となることがあるようです。
この場合はWEBでの申請ではなく、大使館・領事館にてビザを発行してもらう必要がでてきます。
そうなると即日というわけにはいかず、1か月など時間がかかりますので、とにかく早めに申請しておいた方が安全です。