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子乗せ電動自転車選びのポイント ~選ぶならバッテリー容量が大きいものが超おススメ~

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子乗せ電動アシスト自転車を買うとき、何を気にして選んでますか?デザイン?かごの有り無し?

ヤマハ・パナソニック・ブリジストンの3メーカーであればどれも充分高性能なので、大体そのあたりで選んじゃって問題ないと思いますが、実際に乗ってみて意外に重要だと思うのが「バッテリー容量」です。

ぶっちゃけ私、買うまでは全然意識していませんでした。なんなら、無駄に大容量だな。どうでもいいけど。なんて思っていました。でも乗ってみると大事なんですよ!これが!

フル充電でどのくらいの距離走れるのか

2017年モデルで比較してみるとこんな感じでした。全て「パワフル」でも「エコ」でもない、真ん中の「標準」的なモードでの比較です。

  • ギュット・アニーズ・EX 20.0Ah 約76km
  • ギュット・ミニ・DX 16.0Ah 約60km
  • PAS Kiss mini un 12.3Ah 約50km
  • PAS Babby un 12.3Ah 約50km
  • bikke GRI 8.1Ah 約54km
  • bikke POLAR e 13.2Ah 約53km
  • bikke MOB e 12.3Ah 約54km

bikke GRIは両輪駆動なので、その影響か容量に対して走行距離が長く出ているようですね。

とりあえず、これを見る限り最新の子乗せモデルであれば、毎日50キロも自転車に乗る人はほぼいないと思うので、なんの問題もない…というか、こんなに容量いらなくない!?無駄無駄!と思ってしまいがちです。少なくとも購入前の私は思っていました。でも、乗ってみて初めて気づいたことがあります。

毎日充電なんかしたくない!

保育園への送迎で自転車に乗るなら「保育園バッグ」「通勤用ママバッグ」「スーパーの袋」と荷物は大容量です。下手をしたらここに「だっこ~」とか言ってくる幼児も加わります。

それを全部抱えて鍵を出してついでにゴミ捨て場に汚れオムツごみをぽいっと出していきたい…って、、、重い!重すぎる!!

しかも色々持っているから鍵の出し入れだって一苦労。荷物を持ったり置いたり持ち替えたり…ストレスマックスです

そんなただでさえ重い荷物と一緒に、毎日充電のためバッテリーを取り外して持ち歩く。そんなこと絶対やりたくありません!(私は)

バッテリーは3キロ近くあります。新生児と同じくらいの重さです…なつかしいですね。

それはともかく!これを毎日持ち運ぶとなると結構な労働です。しかも、色々荷物を抱えているので、結構な確率で落とします(私は)。時には足に(痛い)!

このため走行距離は1日に乗る距離ではなく、平日は充電しなくていいくらい、つまり1日に乗る距離×5日分くらいで考えた方がよいです。休みの日であれば旦那に「ちょっとバッテリー充電しておいてよ!」と言えるかもしれませんしね。

 

バッテリーの劣化に注意!!

バッテリーが新品の時の走行距離をずっと保てるわけではありません。充電する度に徐々に”もち”が悪くなってきます。

バッテリーを使いきってから満充電にした場合、目安として700~900回の充放電で購入時の約半分の走行距離になります。

YAMAHA PAS 公式ページより

えっ半分?! あくまでも目安とはいえ、全然話が違うじゃないですかー!

一体どのくらいで700回の充電になるか、ざっくり計算してみました。

  1. 週に1回充電した場合:年間52回充電=13年半で約700回の充電
  2. 週に2回充電した場合:年間104回充電=7年弱で約700回の充電
  3. 週に3回充電した場合:年間156回充電=4年半で約700回の充電

自転車だって10年も乗っていればバッテリー以外の本体の方も色々問題が出てきてそうなので、まあ寿命かな、と考えられますね。また、生活の中での自転車利用の仕方も変わって来ると思います。

週3回の 充電だとちょっと不安ですね…。やっぱり5年くらいは使いたいじゃないですか。ちなみに容量は不明ですが5年くらい電動アシスト自転車に乗っていた知人は「電池残量がすぐ減るからいつもひやひやしながら乗ってた」「最終的には全然アシストしてくれないからいつもパワーモードにしてた!(そしてさらに電池の減りが早くなる悪循環へ)」などと言っていました。

電池の減りが早くなっちゃって困る!とそんなに体感することなく使っていくには、やっぱり休日に週1回充電すればいいや、くらいで考えるとちょうどよさそうです。

残量0までチキンレースをしたくない!

皆さんは残量がいくつになったら充電します?「0になるまで粘ります!」なんていう修行僧みたいな人もいるかもしれませんが、わたしは20%を切ってくるとドキドキします。

というのも、私が乗っているパナソニック・ギュットの仕様として、20%までは10%刻みで残量が表示されるんですが、19%からは1%刻みで表示されることになっているので、カウントダウン感がすごいんです。ドキドキです。

それに車体が重い電動アシスト自転車。アシストされている時は快適な自転車ですが、アシスト機能がなくなればただの超絶重い自転車。利用途中でバッテリーが切れたら…考えるだけで恐ろしいです。

そんなこともあり、普通は完全に使い切る前に充電したくなると思います。このため、10kmしか乗らないから10km走れる容量で充分!というのは毎日がドキドキチキンレースになってしまうので危険です。スリルを求めるチャレンジャー以外は、走りたい距離の2割増しくらいで考えておいた方が安心ですよね。

なお、バッテリーの劣化防止のためには、常に満タンにするのではなく、ある程度まで使いきってから充電した方がよいようです。自転車屋さんは完全に0にするのもまた良くない、と言っていましたが…。こちらは残量0で無理に動かすとモーターなどにも悪い影響がでる、ということなのかもしれません。

バッテリー劣化防止についてはこちらが詳しかったです。

本当に「走行距離」通りに走れるのか

ところで、こういう「走行距離」ってどこまで信じていいんでしょうか。「どうせちょっとオーバーに言ってるんじゃないのぉ~?」と疑っちゃいますよね。私はそうです!

メーカ公式サイトにはこんな感じの案内があります。

PASの走行できる距離は走る場所や走り方によって変わります。

1充電あたりの走行距離は、車種によって異なるほか、道路状況、走行モード、走り方、気温、車載重量などによって変わります。なお、表記されている走行距離は標準パターンで測定した値であり、1充電あたりの走行距離を保証するものではありません。目安としてご活用ください。

 

【標準パターン】バッテリー新品、常温15~25℃、車載重量(乗員および荷物を合計した重量)65kg、平滑乾燥路面、無風、無灯火状態で、平坦路(1km)、勾配4度の上り坂(1km)を含む全長4kmの標準走行路を設定し、平坦路「変速ギア・3」15km/h、上り坂「変速ギア・2」10km/h、下り坂「変速ギア・3」20km/hで走行し、1kmごとに一旦停止を行ったときのテストデータ。

YAMAHA PAS 公式ページより

 

で、今回疑いつつも実際に自分が使っている体感から改めて計算してみました

車種

ギュット・ミニ(2016年モデル) 16.0Ah 約60km

利用環境

バッテリー:新品購入~1年利用

使っている場所:都内(季節によって0~30℃)、基本は平坦で緩やかな登りや下りが続く感じ。1か所だけアシストなしでもなんとか降りずに登れる程度の坂道あり。

雨の日も通常利用。自転車置き場は屋根ありだけどカバーはかけていない。

秋から冬の復路は灯火状態。信号はそこそこあり一旦停止や徐行も頻繁非する。基本は変則ギア3でオートモードで利用。

車載重量(乗員および荷物を合計した重量)約60kg

1週間の走行距離

約7km×5日(平日)、約0~10km(休日)

充電回数

約1週間(休日に結構乗ったとき)~10日(休日全然乗らなかったとき)に1回くらい※15%を切ったくらいで充電

1充電あたりの走行距離

平日 約7km×7日分 計54km(休日に全然乗らなかった時)

残量 15%で充電したとすると 目安の走行距離 60km×85%=55.25km

すごい、だいたいあっています!

利用環境はメーカーの【標準パターン】よりは少しだけハードなので、本当に丁度ぴったりな感じです。今のテスト環境ってすごいんですね。疑っててすみません(笑)

大容量バッテリーのデメリット

大容量バッテリー一押しの私ですが、デメリットもあります。ただ私はあまりデメリットだとは思っていません。あわせて紹介しますね。

大容量バッテリーは重い!

確かに容量が少ないものより重くなりがちです。ただ、私は思います。

大容量じゃなくてもバッテリーは重い!

このため、そんなにこだわってもしょうがないんじゃないかと思います。だったら、重いバッテリーの持ち運び回数を減らした方が楽だと思いませんか?

また、格安メーカーのバッテリーは容量が少ない上に重い、なんてこともあります。最新機種であれば、ヤマハもパナソニックも大容量だけどコンパクト!にこだわってきていますので、実際のところはそんなに差がないと思いますよ。

大容量バッテリーは充電に時間がかかる!

確かにかかります。ただ、私は思います。

どうせ寝てる間に充電するんでキニシナイ

充電時間が3時間と6時間では結構な差と言えますが、毎日自転車で乗るのであれば乗ろうとしたら充電が全然なくってびっくり!なんてことにもならないのではと思います。

とはいえ、うっかり忘れてしてしまうと、充電に時間がかかってしまうのも確かなので、ここは気を付けましょう。週に1回気を付ければ回避できる程度のことです。

まとめ

私の場合はデザイン重視で選んだ結果、大容量バッテリーのモデルになってしまったんですが、結果的に大満足です。

大容量バッテリーのすばらしさについては、バッテリーで選ぶなら最強のパナソニックのページにも記載がありましたので合わせてどうぞ。