梅雨の終わりにエアコンを久しぶりにつけました。
ウィーンという音とともに羽が回転。涼しい風が吹き出します。冬の終わりにフィルター掃除をしたのかしてないのかあまり記憶がなかったので、もしかして変なニオイとかするんじゃない？！と内心思っていたのですが、そんなこともなく、ほっと一安心。今年の夏もこのエアコンで乗り切ろう！なんてことを思いつつ、ふと開いた吹き出し口を見てみると…
ギャー！！なんか黒いポツポツだらけなんですけど！！！！！
慌てて旦那に通報し、二人でウェットティッシュ（除菌タイプ）で拭きまくり、外せるフィルターは全て外して洗浄したものの、手の届かない内部はどうなっていることやら…。いや、決まってます。ヤバいに決まっています。
そんなこんなで、早速エアコンクリーニング業者さんを呼ぶことにしました。我が家の場合、以前にもお願いしたことがある「おそうじ本舗」です。口コミを見るとイマイチの評判も結構あるんですが、我が家ではそんなに問題なかったのでリピートしてみました。今回は、そのおそうじの様子をご紹介します。
ちなみに結構汚い画像（カビとかほこりとか…）も出てくるので、苦手な方はご注意ください。
- 今回クリーニング依頼したエアコンのスペック
- エアコンクリーニングの手順
- 気になるお値段は！？
- 必見！おそうじ本舗でのクリーニングを安く済ませる方法
- エアコンクリーニング業者を選ぶ際のポイント
- まとめ：おそうじ本舗はおススメできる？
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今回クリーニング依頼したエアコンのスペック
2012年秋購入 三菱エアコン（おそうじ機能付き）
2015年秋 クリーニング済
設置場所：リビング
冬はあまり使わず、クーラー利用中心
購入する時やたらと勧められた”おそうじ機能付き”のエアコンです。おそうじ機能と言ってもただ「フィルター」を自動で掃除してくれるだけなので、今思えば正直どうでもいいです。どちらにしろ自分でフィルター掃除くらいできますし。そのくせ、クリーニングするとなると値段は通常タイプの倍です。もう次に買うときは絶対おそうじ機能付きにしません…
そんなエアコンですが、2年前に一度クリーニングを経験しています。その時は出てくる空気が少しカビ臭い気がしてのクリーニングだったのですが、冬は他の暖房器具をメインにしているのであまり使っていないことと、昼間は基本的に使っていないので、そんなに汚れは蓄積されていない方、だと思います。
エアコンクリーニングの手順
周りが汚れないようにビニールでガード
まずは養生です。ブルーのマットを敷き、エアコンの下（我が家の場合は本棚がありました）部分は、ビニールシートで覆います。汚れや水などが他につかないようにしたらいよいよ分解開始です。
エアコンを分解。ここで汚れっぷりが明らかに…
分解完了の図。おそうじ機能つきエアコンの場合、ここまでに結構時間がかかります。右の方のビニールぐるぐる巻き部分に機械がありますが、これをうまく外すのが素人にはできない技。そしてプロでも時間がかかる技。大体の基本構造は同じらしいですが、やはりメーカーや型番などによっていろいろ違う部分も多いようなので、探り探りやる感じのようです。
既にお察しだと思いますが、、、き、キタナイ…。
こことか。
こことか。
扇形に汚れがついているのは、先日私が一生懸命手を突っ込んで拭いたあとです。手が届く範囲でやろうとするとこれが限界…。
ちなみにこの汚れについて「これってホコリ（の塊）ですかね…」と、苦し紛れに聞いてみたものの「いや、カビですね！」とあっさり返されました。つまり、さわやかなアロマの風～どころか、カビフィルターを通した風を普段浴びていたことになりますね。辛い。
この汚れが素人でもはっきり分かる状態になったところで、おそうじ本舗の人から「こことかこことかが汚れているので、これこれこんな感じできれいにします」という説明を受けます。ちゃんと、やったよ！とお互い確認できて安心です。
行程の確認をしたら、いざ洗浄！
洗浄のために、エアコン全体をすっぽりビニールで覆います。真ん中の隙間から手を入れて洗浄するんですね。洗浄の簡単な流れはこんな感じです。
- 洗浄液を全体にかけて汚れを浮かす（これだけで結構きれいになるとのこと）
- 高圧洗浄機で奥の汚れまで洗い流す
- 手拭きで仕上げ
最後は手拭き。結構丁寧にやってくれます。
洗浄完了！汚れの落ち具合もきちんと確認
洗浄の結果、エアコンから出た汚水を確認。黒ーい。キタナーイ。
どうでもいいですが、こういうのって汚ければキタナイほど嬉しくなりますよね。やってやったぞ！という達成感。
洗浄後、養生を外した状態のエアコンです。先ほどまであった拭き跡はもちろんきれいになくなっています。写真ではわかりにくいですが、金属部分の詰まっていたカビ＆ホコリの塊もきれいさっぱりです。
取り外したパーツも洗浄
本体の方は綺麗になりましたが、まだ外したパーツが残っています。
はい。キタナイですね。こちらもブラシを使って洗浄。なお、我が家の場合はこのあたりのパーツ洗浄はお風呂で行って頂いています。業者さんや住まいの環境によってはベランダで、とか庭先で、とかもあるようです。
全てのパーツを元通りにしてクリーニング完了
パーツをくみ上げたらクリーニング完了です。テスト運転をして問題なく動くか確認します。こころなしか、送風パワーが強くなったような…。単に内部を乾かすため普段より「強」で運転しているせいなだけかもしれませんが。
なお、ここまでの作業時間は2時間半くらい。結構早めに終わったかな？
気になるお値段は！？
今回のクリーニングのお値段、1台のクリーニングで17,000円です。
高い？安い？私は相場（＋ちょっと安い）くらいかな、と思います。前回のクリーニングの際の値段は忘れてしまいましたが、20,000円はしたような気がしますので、それよりは安くできたような。
いずれにしろ、おそうじ機能付きエアコンの場合は、2万円越えという見積もりもよく見るので、まぁこんなものだと思います。なお、我が家の個室にある通常の壁掛けエアコンであれば、1台9,000円になるそうです。それと比べちゃうと高いですね。
必見！おそうじ本舗でのクリーニングを安く済ませる方法
「おそうじ本舗」に作業依頼をする場合、公式サイトで見積もりをすると、自動的に対応可能な近隣店舗から連絡が来る仕組みになっています。ただ、この方法ではほぼ値引きは期待できません。なぜなら、近隣店舗はおそうじ本舗本部とフランチャイズ契約を結んでいるため、本部経由での見積もり、予約の場合、多くのマージンを本部に取られてしまうのです。
まあ、個人オーナーの店舗が「おそうじ本舗」という看板でお客に安心感を与えている、というのがフランチャイズ契約なので、当然のことではありますが、特に新規顧客の紹介の場合、半分近くをマージンとして本部に払わなくてはいけないとかいけなくないとか…。これでは割引をしている場合じゃない、というのがわかりますよね。
そこで、少しでも割引をしてもらいたい場合は「店舗に直接依頼する」ことで、値引きの可能性があがります。つまり本部経由の予約、ということにしなければよいのです。
ただ、これもなかなかハードルが高いです。なぜなら、ネットで検索しても店舗の電話番号として出てくるのは、おそうじ本舗本部を通した番号ばかり。直接の連絡手段がありません。そりゃそうだ。そうでないと、本部としてはマージンをとりっぱぐれてしまいますからね。
このハードルを越えるのに一番手っ取り早いのは、実際利用した人に紹介してもらうこと。大抵利用した際に貰う名刺には、店舗に直接連絡がとれる番号が記載されていますので、そこに電話すればいいんです。ついでに、知っている人の紹介であれば、実際利用した際の口コミなども聞けるので一石二鳥です。
そんな知り合いなんていない！という場合には、最初は公式サイトのキャンペーンを利用して、そもそも割引をしてもらった状態で先にエアコン1台だけクリーニング。その後店舗へ直接、残りのエアコンクリーニングを依頼するのが良いでしょう。リピート利用の時に、レッツ値下げ交渉です。
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エアコンクリーニング業者を選ぶ際のポイント
これ結構悩みますよね。安い方がいいですが、安かろう悪かろうでは嫌ですし。それに家の中に入ってきてもらうので、あんまり変な人が来たら嫌だなぁ…。なんてことも思いますよね。
私の場合、最初はよくわからないのでとりあえず知名度の高い「ダスキン」「おそうじ本舗」を検討した結果、ダスキンが圧倒的に高かったので「おそうじ本舗」を選びました。
「おそうじ本舗」「ダスキン」など大手チェーンのよいところ
本部で研修などが行われているので、全くわけがわからない人が来ることはない、という安心感はあります。また、道具や洗剤も本部が提供する専用のものを使っているので「とりあえず、ありものでやってます！てへ。」みたいなことにはなりません。
私が以前住んでいたアパート修理で「近所の工務店のおじさん」的な人がやってきた時は悲惨でした…。何かというと、靴下が超絶臭い！！！作業中はもちろん、帰った後も臭いが残るレベル。なんかフローリングに足跡までついてるし。
さらに作業個所に手が届かないとかで、その足で私のベッド（しかも枕側）に無許可で登られたので本当に泣きそうでした。大手チェーンであれば「サービス業でもあるので清潔感は大事！」といった研修も受けているので、こんなことは絶対あり得ないと思います。実際にいつも来ていただく作業員の方は、おそうじ本舗の名前入りのスリッパを持参されていますし、ちゃんと清潔な制服で作業されています。
こういった「この人ヤバイ…」レベルの目に合うことは少ないのでは？という安心感が大手チェーンの魅力です。
「おそうじ本舗」「ダスキン」など大手チェーンの悪いところ
先ほど値段のところでも触れましたが、ある程度値段が決まっているので値下げに応じてくれる可能性は低いです。またそもそもの価格設定が「激安！」ではありません。大はずれは少ない分、大当たりの可能性も低いというのが、大手のいいところでもあり悪いところでもあります。
また、おそうじ本舗の場合は個人がお店を持っていることが多いので店舗規模にもよるかと思いますが、ダスキンなどになると一つの営業所で働いている人数が多いので、いつも同じ作業員の人が来るとは限りません。前回はよかったけど、今回の人はちょっと…なんてことになることもあるわけです。
そして、そもそもの作業員がパートのおばちゃん、バイトの学生になることもあるわけで、本当に”プロ”が来てくれるとも限らない。知人がまさにエアコンクリーニングのバイト経験者ですが、まあそれなりに、、、（お察しください）だったようです。さすがにそのレベルのバイト君が一人で派遣されることはないと思いますが。
小さなエアコンクリーニング業者の探し方
個人でやっているような小さな業者も含めて探すのであれば、こういったサイトを利用して検索してみるのも一つの手です。
小さな業者さんだと「この人が来ます！」というのが明確になっていることも多いですね。家の中に他人が入って来る、ということ自体少し抵抗がある人もいると思いますので、誰が来るか事前にわかるのは少し安心です。予約や見積もりのやりとりで雰囲気が合うかどうかの確認もできますし。
なお、おそうじ本舗の場合も小さい店舗だと「私が責任をもって伺います」と、個人が写真入りでサイトに載っています。よさそうな人を見つけたら、見積もり依頼時に店舗指定をしたらよいと思います。
また、とりあえず相場を調べたいのであれば、こういった価格比較サイトもおススメ。
クリーニングというより、ちょっとした家事代行なら。
まとめ：おそうじ本舗はおススメできる？
まず、エアコンクリーニングを業者に頼むこと自体はおススメです！奥まできれいに洗ってもらうと、かなりスッキリします。だってあのカビを通した空気を毎日吸うなんて…。恐ろしい。
今回の我が家の場合「なんか変なニオイがする」とまでは至っていませんでしたが、あのカビっぷりでした。もし臭いがするレベルになっているのであれば、早急に一度クリーニングすることをお勧めします。
その際おそうじ機能付きのエアコンの場合、電気の配線もあり素人が手を出すのはかなり危険です。クリーニングが原因でエアコンを壊してしまったら元も子もないので、やっぱりプロへ依頼することのが一番だと思います。
で、「その際おそうじ本舗を利用するのはどうなの？」という点についてですが、私はおススメできますね。特に初めてエアコンクリーニングをお願いするのであれば、なおです。
ポイントとしては、2点です。
- チェーン店なのである程度、”可もなく不可もなく”という結果になりやすいのが、初心者的にもちょうどいい
- ダスキンと違って、見積もりや作業もすべて”毎回同じ人が来る”可能性が高いので、もし内容が気に入ってリピーターになる時は「お風呂とキッチンまとめてお願いするので割引してください！」みたいな交渉がしやすい
特に”おそうじ機能付きエアコン”の場合は業者の方でも試し試しになるので、作業工程にもあったように、「分解」に時間がかかります。その点いつも同じ人にお願いすれば、勝手知ったる…ということで、いくぶんかスムーズな作業になることが期待できます。”毎回同じ人にお願いできる”というのは結構なメリットだと思いますよ。
”おそうじ本舗”については悪い口コミも見ますが、うちに来る店舗の人については特に問題を感じません。丁寧に作業をしてくれますし、エアコンだと中々ないと思いますが、ベランダ掃除をお願いすると、ついでに窓もちょっとやってくれるなどのおまけリクエストにも応えてくれます。もちろん、本格的窓の清掃をお願いした時のように洗剤を使ったりはしません。ついでに水で流してくれます。
ハウスクリーニング業者の入門編、という感じで、まずおそうじ本舗にお願いしてみることは、おススメです。それで慣れてきた後、個人の業者にもお願いしてみたらよいのです。そうすることで、業者ごとの比較もしやすくなりますし、自分にとって相性のいい業者さんとは何かが見えてくると思います。清潔感がないとイヤ！とか、ちょっとでもタバコ臭のする人は家に入れたくない！とか、短時間で終わらせてくれるのが最重要！とか、人によって色々あると思うので…。
そんなこんなですが、今回おそうじ本舗にお願いしたエアコンクリーニング、私は満足です。スッキリ。また、2年後にやろうと思います。
